ピアノ講師を始めてから何度も何度も考えました。もちろん何歳からでも良いです。弾きたい、と思ったその時がその方の始めるタイミングなのだと思います。
ショパン国際ピアノコンクールで第２位に入賞された反田恭平さんは、年齢というよりは先生との相性とおっしゃっていました。
私が子どもの頃だと、ピアノ教材はバイエルやメトードローズなど、種類が限られています。今は、昔と比べるととてもカラフルでたくさん絵が描いてあり、とにかくたくさんいろんな教材があります。内容も様々です。
バイエルを最初から使っていらっしゃる講師は今では少ないと思います。それは教材が悪いのではなく、少し難しいからです。今は始める時期が昔より低年齢化しているようです。ですので、それに合わせて次々と小さいお子さま向けの教材が出てきています。逆に大人から始めるための教材も有ります。
ピアノをいくつから始めると良いか、明確な答えは存在しないのですが私の講師経験からすると
・音符を理解できること
・鍵盤を押さえられる指に成長していること
・椅子に座って集中できること
・音感が発達する時期であること
これらが出来る年齢が４歳頃かなと思います。
ただ、ひとりひとり性格も成長も違うので絶対とは言えません。それと同じように、レッスンも必ずこうではないといけないという訳でもないのかなと最近思っています。
なにより大事なことは、音楽が楽しいと思うこと、教室に来るのが楽しみと思ってもらえるようにすることです。弾いてみたいなと思ったらぜひ始めてみてくださいね。