ピアノの練習

ピアノを弾くことは楽しいです。

講師は、こどもたちが楽しいと思ってもらえるようにいろんな教え方を考えています。私もいつも考えています。でもどうしたら楽しんでもらえるか、スランプになる時に思い出すのはやはり自分の小さい頃の経験です。

何が楽しかったのかな。
私は音符を読むのが楽しかったです。初めて見る楽譜をピアノで弾いてみると、音楽になって聴こえてきます。絵本や物語を読むワクワク感と同じです。でも初めてなので、少し難しいところがあったりします。その難しいところだけもう一度弾いてみます。最初よりは上手に弾けます。でも、もう一度。だんだん覚えてスラスラ弾けるようになってきます。次は曲の始めから続けて最後まで弾いてみます。ここで全部上手に弾ける時もあれば、また難しいところがでてきたりします。難しいところはまたもう一度。

弾けるようになると嬉しいので、また新しい曲も弾いてみます。
その繰り返しでした。

だんだん教材が進んでいくと、見た事がない記号や弾き方が出てきたりします。弾き合い会(先生のお家でする発表会)で歳上のお姉さんが演奏していた曲や弾き方があると、こうやって弾くんだ、と自分もそのお姉さんたちのように上手になった気がしてまた楽しかったです。

私は決して優秀なピアニストになれたわけでは無いのですが、自然とピアノの楽しさを感じていたしピアノが大好きでした。

私の先生がとても私を褒めてくれたこと。
両親がいつも私のやりたいことを応援してくれたこと。

この2つが大きかったのかなと思います。

特別なレッスンをしなければいけないのではなく、素直に楽しいなと思う気持ちを育ててあげれば、自ずと上手になっていくし生涯続けていける習い事だと思います。

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